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レビュー指摘の傾向を分析して作りこみ品質向上へつなげる!

近藤 匠真

Lightning Review (以下、LR)開発チーム、入社3年目の近藤です。

オリンピックは終わりましたが、猛暑はまだまだ続きそうですね!
オリンピックで中継では、様々な競技で国を背負って戦うアスリートの雄姿を見て、毎日感動していました。
自分も暑さに負けず、熱く戦っていこうと思います!

さて、今回のブログはレビューの質を高める LR の Tips をご紹介します。

いきなりですが、みなさんはレビュー指摘の分類を設定していますか?
指摘の分類の設定と聞いて、ピンとこない方もいるかもしれません。
私も初めは、指摘の分類を活用できていませんでした。
あらかじめ指摘の分類をレビューの観点ごとに設定し、レビュー時に受けた指摘がどのような分類にあたるのかを登録しておけば、傾向が見えて対策ができます。
ただ、その当時の私は指摘の分類を活用できておらず、レビューごとにどの観点でどのくらい指摘を受けたかを振り返っていなかったため、何度も同じ観点の指摘を受けてしまうことがありました。

そこで、ご紹介したいのが今回の Tips です。

事前準備で、レビュー前に[ファイル]メニューの[レビューの設定]から指摘の分類を設定しておきます。
以下は、外部仕様レビューとしての観点を設定した例です。

setting_classification

あとはレビューの指摘登録時に、忘れず指摘の分類を設定するだけです。

setting_classification

このように、指摘の分類を設定しておき、指摘登録時に指摘の分類を行うことで、指摘の傾向を捉えることができます。

下の図は、指摘の分類を設定しながらレビュー実施した際の分析ページです。
この分析ページからどの分類で多く指摘を受けているのか傾向を一目で見ることができます。
各指摘の登録時に分類を忘れず設定しておけば、レビュー完了時には分析が終わっている状態になります!

setting_classification

上記の図から、「冗長」が多く指摘されていることがわかります。
レビューイは指摘の傾向をもとに改善を図ることで、次のレビューでは同じ観点の指摘を減らし、より深い議論ができるようになります。

1回のレビューでは分からなくても、複数回で同じ観点の指摘が多く続けば傾向が見えてくると思います。
ピボット分析を活用すれば、複数のレビューを横断で傾向を分析することができます。
ピボット分析の活用方法についてはこちらをご覧ください。

今回は指摘の分類から傾向を分析し、作りこみ品質の向上へつなげる Tips をご紹介しました。
日ごろのレビューの機会で、ぜひお役に立てください!